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暮らしに便利なアイテム 古今和歌秘註《古今栄雅抄》 序一・二 二冊 写本 短歌、俳句の詳細情報
HERSHEY'Sハーシーズディッププレッツェル 1袋。葡萄一粒が転がっている僕の夕暮れ★川柳メッセージ★千島 鉄男★有限会社 北方新社★絶版★。
26.7×18㎝
【題箋】
『栄雅抄此？壱？序在 古今和歌秘註 序一』
『栄雅抄序下續 古今和歌秘註 序二』
【内容】『註』は「仮名序」を84に分け、それぞれに解説を加えている。田園に死す 献呈署名入/寺山修司 /白玉書房。下の 01 28 等は、それぞれに、私に付した番号である。※鼠僊遺稿 鼠僊廬此凉 正風俳諧・小豆島・醤油醸造業・ 昭和16年香川県小豆郡安田村高橋喬三編発行 非売品 俳諧之連歌・地方文芸俳句。
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序一
【内題】古今和歌集秘註
序一
序1丁
本文
01やまとうたはひとの心をたねとして 1丁裏
↑
↓
28あるは花をそふとてたよりなき所に 61丁裏～62丁裏
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序二
29しかあるのみにあらす 2丁表
↑
↓
84人丸なくなりにたれと哥の事 57丁表～59丁裏
追加
01春きぬと人はいへともうくひすのなかぬかきりはあらしとそ思ふ 60丁表
↑
↓
16立田川もみち葉なかる 63丁裏
【因みに】「追加」「14植しうへは秋なきときや」63裏の歌は
『伊勢物語 51段』
『古今和歌集 秋歌下』のもので、原形は
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん花こそ散らめ根さへ枯れめや
～「『へ』←→『ゑ』。4146 獺祭書屋主人原稿「行脚俳人芭蕉」 古書 正岡子規。仮名遣いの指摘？」～
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【参考】『古今和歌集 仮名序』の本文と、「提出本」にでてくる「仮名序」の解説部分（全84項目）を比較しながら、その所在を提出本の丁数で示した。昨 流火艸堂句集 限定私家版51部 毛筆句署名落款入/安東次男/卯辰山文庫。参考にされたい。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 色紙２枚 茨城県石岡市高浜 231221 古文書。「仮名序の本文」ネットで借用したものなので、「提出本」の本文とは違うことをご了承ください。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 ４枚 ⑩ 茨城県石岡市高浜 231226 古文書。
（若干の間違いはご容赦を！）
古今和歌集仮名序
～ 一 ～
01 01裏 やまとうたは、人のこゝろをたねとして、
02 03表 よろづのことのはとぞなれりける。【ゆうパック60サイズ対応】一部サイン有 鷲谷七菜子 句集・書籍まとめ 天鼓/檪林の中で/游影/山口草堂の世界/山口草堂全句集/水韻 ほか。よの中にあるひとことわざしげきものなれば、心におもふ事を、みるものきくものにつけていひいだせるなり。和露句集 五／川西徳三郎／川西和露文庫／大正14年／序・碧梧桐。
03 05表 はなになくうぐひす、みづにすむかはづのこゑをきけば、いきとしいけるものいづれかうたをよまざりける。『山本康夫全歌集』●昭和63年発行●短歌新聞社●全378P●検)俳句集歌人季語。
04 06裏 ちからをもいれずしてあめつちをうごかし、めに見えぬおにかみをもあはれとおもはせ、をとこをむなのなかをもやはらげ、たけきものゝふのこゝろをもなぐさむるはうたなり。現存歌選 巻之一・二 全一冊 海野遊翁識〈天保七（1836）年刊〉。
05 08裏 このうた、あめつちのひらけはじまりける（時）よりいできにけり。【戦前・初版】『晶子歌話』●与謝野晶子 著●装幀画 中澤弘光●天金装幀●全290P●検)日本文学/古典/古書/和書/和本。
06 10裏 しかあれども、よにつたはれることは、ひさかたのあめにしては、したてるひめにはじまり、
07 15裏 あらがねのつちにしては、すさのをのみことよりぞおこりける。句集 悪霊 特装本限定40部/永田耕衣/俳句評論社。
08 16裏 ちはやぶるかみよには、うたのもじもさだまらず、すなほにして、ことのこゝろわきがたかりけらし。与謝蕪村関係の本・10冊/蕪村全集・7冊・蕪村を究め楽しむ初の完璧全集/蕪村の研究・連作詩篇考/与謝蕪村の鑑賞と批評/座の文芸・蕪村連句。
09 22表 人のよとなりて、すさのをのみことよりぞ、みそもじあまりひともじはよみける。カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版／飯田龍太，稲畑汀子，金子兜太，沢木欣一【監修】。
10 33表 かくてぞはなをめで、
11 33表 とりをうらやみ、
12 33表 かすみをあはれび、
13 33裏 つゆをかなしぶ
14 33裏 こゝろことばおほく、さまになりにける。C56-173 短歌の文法1 活用語編 飯塚書店編集部 飯塚書店。とほきところもいでたつあしもとよりはじまりて年月をわたり、たかき山もふもとのちりひぢよりなりて、あまぐもたなびくまでおひのぼれるごとくに、このうたもかくのごとくなるべし。『鷲谷七菜子全句集』函、帯付き●鷲谷七菜子著/南風俳句会編●平成25年発行●全450P●検)現代/女流/黄炎/句集/作品集。
15 35裏 なにはづのうたは、みかどのおほむはじめなり。全巻セット『図説 俳句大歳時記 全五冊揃い 新年・春・夏・秋・冬』 おまけ 現代俳句結社要覧。
16 38表 あさかやまのことばゝうねめのたはぶれよりよみて、
17 40表 このふたうたは歌のちゝはゝのやうにてぞ、（て）ならふ人のはじめにもしける。い53-071 歌集 定型の土俵 窪田章一郎砂子屋書房。
18 42表 そも歌のさまむつなり。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 ４枚 ② 茨城県石岡市高浜 231222 古文書。からのうたにもかくぞあるべき。句集のびえ 長澤双燈子 満洲拓植公社 (のびえ句会) 康徳10年 非売品 高山蕗青。
19 44表 そのむくさのひとつにはそへ歌。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 ４枚 ⑨ 茨城県石岡市高浜 231226 古文書。
20 44裏 おほさゝきのみかどをそへたてまつれるうた なにはづにさくやこのはなふゆごもりいまははるべとさくやこのはなといへるなるべし。古今和歌集序 本・末 一冊。
21 46表 ふたつにはかぞへうた さくはなに思ひつくみのあぢきなさみにいたづきのいるもしらずてといへるなるべし。10/馬場駿吉句集【海馬の夢-ヴェネツィア百句/馬場駿吉サイン肉筆句入/深夜叢書社刊・1999年】北川健次/拝戸雅彦/伽藍洞ギャラリー南谷博子。
22 47裏 みつにはなずらへうた きみにけさあしたのしものおきていなばこひしきごとにきえやわたらむ+といへるなるべし。♪上月章処女句集『胎髪』昭和39年初版函付 永田耕衣宛献呈署名入。
23 50裏 よつにはたとへうた わがこひはよむともつきじありそうみのはまのまさごはよみつくすともといへるなるべし。□未開封 限定版墨筆歌入署名落款本?『驟雨修辭學』塚本邦雄;大和書房;昭和49年初版二重函;本天金総革装*中未確認ノークレームノーリターン。
24 53裏 いつゝにはたゞことうた いつはりのなきよなりせばいかばかり人のことのはうれしからましといへるなるべし。増補和歌題林抄 11冊揃 一条兼良編 北村季吟増補 安永六（1777）年刊。
25 55裏 むつにはいはひうた このとのはむべもとみけりさきくさのみつばよつばにとのづくりせりといへるなるべし。♪藤森益弘第一歌集『黄昏伝説』昭和53年限定399部 自筆歌署名入 函付 短歌人会。
26 59裏 いまのよの中、いろにつき人のこゝろはなになりにけるより、あだなるうたはかなきことのみいでくれば、いろごのみのいへにむもれぎの人しれぬことゝなりて、まめなるところにははなすすきほにいだすべき事にもあらずなりにたり。俳諧七部集 子周編 天・地之巻 2冊 序・瞽者水母散人(塙保己一)、 跋・大鵬館主人(大田南畝)。そのはじめをおもへばかゝるべく〔も〕なむあらぬ。王朝百首 特装限定版200部 植松香城篆刻題入 毛筆歌署名入/塚本邦雄/文化出版局。
27 61裏 いにしへのよゝのみかど、春のはなのあした、あきの月のよごとにさぶらふ人をめして、ことにつけつゝ歌をたてまつらしめたまふ。4514 希少 非売品 当時物 明治30年5月28日 古白遺稿 正岡常規 正岡子規 藤野古白。
28 61裏 あるははなをそふとてたよりなきところにまどひ、あるは月をおもふとて、しるべなきやみにたどれるこゝろをみたまひて、さかしおろかなりとしろしめしけむ。『霜林俳句集Ⅴ』 桂樟蹊子編 霜林発行所。
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～ 二 ～
29 02表 しかあるのみにあらず、さゞれいしにたとへ、
30 02裏 つくばやまにかけてきみをねがひ、
31 04表 よろこびみにすぎ、たのしびこゝろにあまり、
32 04表 ふじのけぶりによそへて人をこひ、
33 04表 まつむしのねにともをしのび、
34 04裏 たかさごすみのえのまつもあひおひのやうにおぼえ、
35 06表 をとこやまのむかしをおもひいでゝ、
36 06表 をみなへしのひとゝきをくねるにも歌をいひてぞなぐさめける。バリケード・一九六六年二月 初版 直筆歌・献呈署名入 書簡付/福島泰樹/新星書房。
37 08表 又春のあしたにはなのちるをみ、
38 08裏 あきのゆふぐれにこのはのおつるをきゝ、
39 08裏 あるはとしごとに、かゞみのかげにみゆるゆきとなみとをなげき、
40 09表 くさのつゆみづのあわをみて、わがみをおどろき、
41 09表 あるはきのふはさかえおごりて、〔今日は〕ときをうしなひよにわび、
42 09裏 したしかりしもうとくなり、
43 09裏 あるはまつ山のなみをかけ、
44 10裏 野なかの（し）みづをくみ、
45 10裏 あきはぎのしたばをながめ、
46 11表 あか月のしぎのはねがきをかぞへ、
47 11裏 あるはくれたけのうきふしを人にいひ、
48 11裏 よしのがはをひきてよの中をうらみきつるに、
49 12表 いまはふじのやまもけぶりたゝずなり、ながらのはしもつくるなりときく人は、うたにのみぞこゝろをばなぐさめける。河井酔茗色紙。
50 16裏 いにしへよりかくつたはれるうちにも、ならのおほむ時よりぞひろまりにける。【古書/俳句】鈴木勝忠校訂「雑俳集成」函付 全12巻 昭和59年 東洋書院刊 定価59,000円 /俳諧/前句付/冠付/沓付/折句/川柳/。
51 18表 かのおほむよや、うたのこゝろをしろしめしたりけむ。E04-120 ヨーロッパ俳句選集 坂西八郎/H・フッズイ/窪田薫/山陰白鳥 デーリィマン社 外箱傷汚れ破れ多数、背表紙傷多数あり。。かの御時に、おほきみ（み）つのくらゐ、かきのもとの人まろなむうたのひじりなりける。小扇 与謝野晶子 昭和2年。
52 20裏 これはきみも人もみをあはせたりといふなるべし。[俳諧] 椿堂句集(士朗文入り) 珍重芙蓉編 文政8年跋★ko2.92。
53 21裏 あきのゆふべたつたがはにながるゝもみぢをば、みかどの御めににしきとみたまひ、春のあしたよしの山のさくらは、人まろが心には雲かとのみなむおぼえける。※しどみ昭和24年1月～昭和25年9月迄不揃8冊一括土浦市個俳句会 仁井田苳一酒井徳三郎青柳艸央子等 審査員秋元不死男山口誓子等茨城。
54 24表 又山のへのあか人といふ人ありけり〔と〕。ｗ∞6 雨月 著・新村出 小山居私版 限定75部 昭和25年 総手漉和紙本 謹呈署名入 古書 / E02。うたにあやしうたへなりけり。4513 希少 当時物 明治26年5月21日 獺祭書屋俳話 全 正岡子規 獺祭書屋主人著 日本新聞社 正岡子規初単行本 初版。
55 25表 人まろはあか人がかみにたゝむことかたく、あか人はひとまろがしもにたゝむことかたくなむありける。（T‐1067） 佐藤佐太郎全歌集 特装愛蔵版限定300部 著者署名・番号入り 著者＝佐藤佐太郎 発行＝講談社。
56 30裏 この人々をおきて又すぐれたる人も、くれたけのよにきこえ、かたいとのよりにたえずぞありける。K3FHHA-200310 レア［片岡紫舟・しげ子句集］松の巻 春の部。これよりさきの歌をあつめてなむまえふしふとなづけられたりける。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 ４枚 ⑧ 茨城県石岡市高浜 231226 古文書。
57 32裏 こゝにいにしへのことをも歌のこゝろをもしれる人、わづかにひとりふたりなりき。定本須永朝彦歌集 署名入/須永朝彦/西澤書店。しかあれどこれかれえたるところえぬところたがひになむある。Z 13-1 本 文藝春秋 定本 塚本邦雄 湊合歌集 + 別巻 1982年5月25日 初版限定版 箱入り 和歌。
58 32裏 かのおほむときよりこのかた、としはもゝとせあまり、よはとつぎになむなりにける。短歌名言辞典 佐佐木幸綱 編著 東京書籍 1997年10月 線引き有。
59 36表 いにしへの事をもうたをもしれる人よむ人おほからず。和歌摘句 写本 『愚見抄』・『定家十体』からの抜書。
60 36表 いまこのことをいふに、つかさくらゐたかき人をばたやすきやうなればいれず。島木赤彦短冊「木枯の吹きしづまりて日の暮るる二階の縁に埃を掃くも」 毛筆 短冊 サイン 36×6。
61 36裏 そのほかにちかきよにその名きこえたる人は、すなはち、そうじやうへぜうは歌のさまはえたれども、まことすくなし。歌集 5冊セット 昭和14年～19年 中古品。たとへばゑにかけるをむなを見ていたづらに心をうごかすがごとし。【美品・初版・貴重！】続白水郎句集 大場白水郎 装幀 小村雪岱 俳書堂 昭和7年 外箱あり。
62 37裏 ありはらのなりひらは、そのこゝろあまりてことばたらず。天變の書 塚本邦雄 書肆季節社 120部限定版。しぼめるはなのいろなくてにほひのこれるがごとし。200527併g08★ky 美本 希少 左千夫歌集 久保田淳監修 永塚功著 平成20年 明治書院 定価13000円 和歌文学大系 函帯付き 月報付き。
63 38裏 ふんやのやすひではことばゝたくみにてそのさまみにおはず、いはゞあき人のよきゝぬをきたらむがごとし。松尾芭蕉関係の本・7冊/芭蕉句集の研究/芭蕉と俳諧史の研究/芭蕉の作品と伝記の研究/芭蕉研究/芭蕉論集/芭蕉語彙/芭蕉紀行文集。
64 40表 うぢやまのそうきせんはことばゝかすかにして、はじめをはりたしかならず。福田蓼汀 俳句 草稿。いはゞあきの月をみるに、あかつきのくもにあへるがごとし。青き群像 全8冊揃◆畠山義郎、平成8年/T242。
65 40表 よめるうた、おほくきこえねば、かれこれをかよはしてよくしらず。須永朝彦書簡。
66 41表 をのゝこまちは、いにしへのそとほりひめのりうなり。塚本邦雄『水銀伝説』白玉書房 昭和36年初版函 署名いり。あはれなるやうにてつよからず。【木の葉籠】 二世牛文庵古友編 須原屋伊八板 文政 8年。いはゞよきをむなのなやめるところあるにゝたり。柘榴 限定170部 須田敏夫銅版画七点入 毛筆歌落款入/塚本邦雄/書肆季節社。つよからぬはをうなのうたなればなるべし。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句と短歌 ４枚 ⑥ 茨城県石岡市高浜 231222 古文書。
67 43表 おほとものくろぬしは、そのさまいやし。安東次男書簡。いはゞたきゞおへるやまびとのはなのかげにやすめるがごとし。広瀬栄一コレクション俳人の書●昭和２０年 寒川鼠骨が高浜に疎開していた時の俳句 ４枚 ① 茨城県石岡市高浜 231222 古文書。
68 45表 このほかの人々、そのなきこゆるのべにおふるかづらのはひゝろごり、はやしにしげきこのはのごとくにおほかれど、うたとのみおもひて、そのさましらぬなるべし。『シリーズ自句自解Ⅰ ベスト100 岸本尚毅』●2011年発行●ふらんす堂●全217P●検)俳句短歌集歌人。
69 45裏 かゝるにいますべらぎのあめのしたしろしめすことよつのときこゝのかへりになむなりぬる。早川利康句集 『死 其ノ他』 『JAZZ』 二冊/早川利康/火焔木社。
70 46裏 あまねき御うつくしみのなみ〔のかげ〕やしまのほかまでながれ、ひろき御めぐみのかげ、つくばやまのふもとよりも
71 47表 しげくおはしまして、よろづのまつりごとをきこしめすいとま、もろのことをすてたまはぬあまりに、いにしへのことをもわすれじ、ふりにしことを（も）おこしたまふとて、いまもみそなはし、のちのよにもつたはれとて、
72 49表 延喜五年四月十八日に、大内記きのとものり、御書所のあづかりきのつらゆき、さきのかひのさう官おふしかうちのみつね、右衞門のふしやうみぶのたゞみねらにおほせられて、萬葉集にいらぬふるきうた、みづからのをも、たてまつらしめたまひてなむ、
73 52表 それがなかに、むめをかざすよりはじめて、
74 52表 ほとゝぎすをきゝ、
75 52表 もみぢをゝり、
76 52裏 ゆきをみるにいたるまで、
77 52裏 又つるかめにつけてきみをおもひ、人をもいはひ、
78 53表 あきはぎなつくさをみてつまをこひ、
79 53表 あふさか山にいたりてたむけをいのり、
80 54表 あるは春夏あき冬にもいらぬくさの歌をなむ、えらばせたまひける。希少本 鷲谷七菜子 自選三百句 帯付き 初版。
81 54表 すべて千うたはたまき、なづけて古今和歌集といふ。田井安曇著作集 全6巻 不識書院。
82 55表かくこのたびあつめえらばれて、山したみづのたえず、はまのまさごのかずおほくつもりぬれば、いまはあすかゞはのせになるうらみもきこえず、さゞれいしのいはほとなるよろこびのみぞあるべき。☆巽賢歌宛墨筆謹呈書『高志』木俣修;墨水書房;昭和17年初版函付;巻頭口絵;著者;題箋-表紙絵-高志に寄せて;北原白秋;長歌4章反歌10首も掲載。
83 56表 それまくらことば、はるのはなにほひすくなくして、むなしきなのみあきのよのながきをかこてれば、かつは人のみゝにおそり、かつはうたの心にはぢおもへど、たなびくゝものたちゐ、なくしかのおきふしは、つらゆきらが、このよにおなじくむまれて、この事のときにあへるをなむよろこびぬる。野尻抱影短冊。
84 57表 人まろなくなりにたれど、うたのことゝどまれるかな。真作保証品『俵万智 直筆短冊 短歌 四万十に光の粒をまきながら 川面をなでる風の手のひら』署名・印入。たとひときうつりことさりたのしびかなしびゆきかふとも、このうたのもじあるをや。657034「まひる野/雲鳥/太?集 和歌文学大系79」太田登 西村真一 神田重幸 久保田淳 明治書院 平成29年 初版。あをやぎのいとたえず、まつのはのちりうせずして、まさきのかづらながくつたはり、とりのあとひさしくとゞまれらば、うたのさまを（も）しり、ことのこゝろをえたらむ人は、おほぞらの月をみるがごとくに、いにしへをあふぎていまをこひざらめかも。E1/星霜 柏木又一歌集 初版。
********************************************************************
追加
01 60表 春きぬと人はいへともうくひすの
なかぬかきりはあらしとそ思ふ
02 60表 春日のゝ若なつみにや白妙の
袖ふりはへて人の行らん
03 60裏 駒なへていさ見にゆかんふるさとは
雪とのみこそ花はちるらめ
04 61表 わか庵はみやこのたつみしかそすむ
世をうち山と人はいふ也
05 61裏 おもひつゝぬれはや人の見えつらん
夢としりせはさめさらましを
06 62表 深山には松の雪たに
07 62表 我衣手に雪はふりつゝ
08 62表 春霞たつを見すてゝ行かりは
09 62.裏 ひくらしの鳴つるなへに
10 62裏 たけがり
11 62裏 すみのえのきしによるなみ
12 63表 袖ひちてむすひし水の
13 63表 春霞たてるやいつこみよし野の
14 63裏 植しうへは秋なきときや
15 63裏 たつた川もみちみたれて
16 63裏 立田川もみち葉なかる
********************************************************************
【参考】 14「植しうへは秋なきときや」
※『伊勢物語』 五一段（植ゑし植ゑば）
昔、をとこ、人の前栽に菊うゑけるに、
植ゑし植ゑば秋なき時や咲かざらん
花こそ散らめ根さへ枯れめや
※『古今和歌集』 巻五 秋歌下
人の前裁に菊にむすびつけてうゑけるうた 在原業平
268 植ゑし植ゑば 秋なき時や 咲かざらむ
花こそ散らめ 根さへ枯れめや
*************************************************
【刊期等】不明
早稲田大学蔵本解説に依れば、この本は『古今栄雅抄 序 巻第1-20 飛鳥井雅俊 [著]』の『序』の部分二冊のようである。黒彌撒 署名入/高柳重信/琅かん洞。両者を比較すると、確かに「序二」は「いにしへのよゝのみかど」で始まっているが、全巻の趣は少し違うようである。★松田 修 歌集【靠身文書】＋【装飾古墳】２冊一括♪。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。与謝野晶子 1912年渡仏時寄稿文「巴里に於ける第一印象」掲載の文芸雑誌 LES・ANNALES。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。黒岩鷺白短册 上州草津俳人。
※梱包材の再利用に努めています。松平春獄公撰 たのしめる哥 昭和56年 和歌 橘曙覧 積善会。ご理解下さい。石田波郷色紙。
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